こんにちは、sekaeigoプロジェクトの講師Makotoです。この記事ではIELTSリーディング8.5を達成した私が、IELTSリーディングで精読が効果的な理由、その方法を解説したいと思います!
最初に、IELTSのリーディングでスコアが伸びない理由は主にこの3つだと思います。
- 文法、構文の理解不足
- 単語・熟語力不足
- 背景知識不足
精読はその内「文法、構文の理解不足」「単語・熟語力不足」を改善するのに効果的です。忘れている文法や構文、単語が多ければ多いほど、それらの意味を推測しようとして時間が余計にかかる、そもそも文や設問を間違えて理解してしまったり、読み飛ばしたり、間違いの選択肢を選んだり、タイムオーバーになったり…。
逆に言うとそれら文法、構文、単語などの理解不足を補えば、正答率、速読力がアップします。その一つの方法が精読なのです。
精読の方法
私の例
字が汚いのは許してください笑
精読する時の教材は「IELTS公式問題集」がおすすめです。
IELTSに実際に出た単語や文法を学習できるという点、また問題形式に慣れるといった意味でも、公式問題集がいいでしょう。
それ以外では以前紹介した「Reader’s Ark」という本もリーディングに必要なスキルを段階的に学習できる良本です。
精読のステップ
精読の方法を各ステップに分けるとこんな感じです。
- 文章を普通に読む
- 分からない単語や熟語、文法にマークする
- それらを調べて意味を理解し書き込む(単語や熟語の潜在的な意味まで理解するように意識して、書き込む)
- 混同しやすい似たような単語・文法があれば調べて隅にまとめて書き込む
- ItやTheyなどの代名詞が指す部分(明らかなものはスキップOK)、However, thusなどのシグナルワード、文脈上重要な部分をマークする
- 分からなかった単語やこれらの文構造を意識しながらもう一度読む
- チェックした文法・単語などに後で触れる(復習する)!
特にステップ2、3「分からない単語や熟語、文法にマークする」「それらを調べて意味を理解し書き込む(単語や熟語の潜在的な意味まで理解するように意識して、書き込む)」に関して、調べて理解することは普段英文を読む時も意識したいです。せっかく分からない単語や熟語に出くわした時はチャンスと捉えて、最低でも単語の意味を調べて理解するようにしましょう。
となると、瞬時にその場で単語を調べることができるスマホやPCなどの「調べる」機能はすごく有用なので、普段はなるべくオンラインの媒体で読むことがおすすめです。
精読時には、問題集など紙媒体の利点を活かし、マークしたり書き込んだりしていきましょう。色などを使って丁寧にマークしている人もいますが、重要なのは素の文章をすばやく理解できるようになることなので、あまり見栄えは拘らずに、文章の意味や構造を理解することを第一に進めましょう。最も大事なのはチェックした文法や単語に後で触れる(復習する)ようにすることです。マークはそのためにすることと心得ましょう。
また、「後で触れる」ことは机に向かって復習することだけではなく、実際にその文法や単語を使って脳内英作文をしたり、英会話で使ったりして、その単語や文法を思い出すことも含まれるので、それらも意識的に実践していきましょう。
モニター生を募集中
現在、IELTSオーバーオール8.0を達成した「Makoto先生」のIELTS対策コースの開設準備をすすめています。モニター生を募集していますのでご興味がある方は、是非お問合せ下さい。
- 現状の把握(オンラインカウンセリング、オンライン英作文添削、オンラインテスト)
- カリキュラム作成
- 1対1の授業+宿題対応
- 定期的な現状の把握(オンラインカウンセリング、オンライン英作文添削、オンラインテスト)
まとめ
精読することで炙り出された、理解があいまいな文法や単語をしっかり復習していくと、リーディング時につまらずにスラスラと読めるようになってきます。
また、ステップ6「分からなかった単語やこれらの文構造を意識しながらもう一度読む」を意識することを習慣化すれば、素早く文中の重要な事柄を見つけ出すことができるようになり、速読力も上がります。この精読方法を実践してIELTSリーディングを攻略していきましょう!
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