単語帳や辞書に発音記号って載ってるけど覚える意味ってあるの?
発音記号を覚えるのは英語力を向上させるのに効果的だよ!
でも「æ」とか「ə」とか見慣れない記号が沢山あって苦手意識を持っている人って多いんだよね。
発音記号を覚えることで発音を矯正出来たり、辞書を見ただけで単語が読めるようになっちゃうから苦手のままにしているのはもったいないかな。
発音記号とは
発音記号とは、言語の発音を体系的に表記するために作られた記号のことです。音標文字、音声記号とも言います。ちなみに英語では”phonetic symbols”と呼ばれます。この発音記号についての知識があると、英語の正確な発音を認識できるので、リスニング力・スピーキング力の向上につながります。
なぜ発音記号を覚えることが重要なのか?
では、なぜ英語学習において発音記号を覚えることが重要なのでしょうか。
私は2つの理由があると考えています。
正しく発音できれば自分の伝えたいことが正確に伝えられる
「日本人ならサムライEnglishで良いでしょ」「ネイティブのような発音にこだわらなくても良いのでは?」という意見を目にすることがあります。
確かに世界中で英語を話す人々の中で正確な発音ではない人々が多いのも事実だと思います。
ただ「使える英語を身に付けたい」「英語圏の人々と意思疎通をおこないたい」とて思ったら正しい発音を身に付けた方が圧倒的に使える英語を身に付けることが出来ます。
リーディングにおける「文法」や「単語」と同様に、発音をしっかりとマスターして「土台」を築くことが「使える英語を身に付けたい」「英語圏の人々と意思疎通をおこないたい」と考える方々にとって近道だと思います。
正しく発音できれば、リスニング力も飛躍的に向上するから
私の経験では「自分が発音できる音は、きちんと聴きとることができる」と確信しています。
なので発音記号を覚えることでスピーキングとリスニングの力を向上させることが出来るのです。
発音記号を詳しく解説
母音
母音とは、声帯が振動する有声音で、かつ声が口を出るまでの間に舌や唇等で妨げられない音のことを指します。
日本語の母音は「あ」「い」「う」「え」「お」の5つしかありませんが、英語には合計15個の母音があり、発声や発音の仕方も日本語とは異なっています。
まずは舌の位置や口の開き方などで母音の発音記号をまとめたのが下記の表になります。
詳しくは動画で紹介していますので、動画をご覧ください!
子音
子音とは、発音時に息が発音器官(喉、舌、唇など)のどれかに妨げられて発声される音です。どこで妨げられるかによって摩擦音・破裂音などに分類されます。
日本語は、子音の後に必ず母音が続く言語です。そのため日本語ネイティブには「子音単独の音」が認識しにくいのですが、英語にはこの種の音が珍しくありません。
詳しくは動画で紹介していますので、動画をご覧ください!
発音記号 覚え方のコツ
「æ」とか「ə」とか見慣れない記号が沢山あって「難しい」「覚えきれない」と感じた人もいるかもしれません。
しかしアルファベットに似た形の発音記号の多くは、/m/ が m の音、/p/ が p の音というように、アルファベットからイメージできる発音です。
つまり
・アルファベットと似ていない形の発音記号
・似ているけれど発音がまったく違う発音記号
を集中して覚えれば良いのです。
アルファベットにない発音記号
母音
以下の5つの母音の発音記号は、暗記するしかないので、動画を繰り返し見て覚えましょう!
・/ӕ/ 例:cat /kæt/(ネコ)
・/ɑː/ 例:father /fɑ́ːðər/(父)
・/ʌ/ 例:cup /kʌ’p/(カップ, 茶わん)
・/ə/ 例:away /əwéi/(ある場所から)離れて, 去って;離れた所で)
・/ɔː/ 例:law /lɔː/(法律、法)
子音
以下の6つの子音の発音記号も、動画を繰り返し見て覚えましょう!
・/ʃ/ 例:she /ʃi;/(彼女)
・/ʒ/ 例:vision /víʒən/(見通す)
・/θ/ 例:three /θriː/(3、3つの)
・/ð/ 例:this /ðɪs/(これ、この人)
・/ŋ/ 例:morning /mɔ́ːrnɪŋ/(朝、午前)
・/j/ 例:young /jʌŋ/(若い)
まとめ
発音記号は「æ」とか「ə」とか「ɔː」とか見慣れない記号が沢山あって敬遠している人が多いけど、英語力を本気で伸ばしたいなら、発音記号を覚えるのは効果的だよ!
しかも覚えるのに少し苦労するのは母音5つと子音6つの計11個!
この11個を覚えれば発音記号を覚えるのは、さほど難しくありません。発音記号を覚えることで発音を矯正出来たり、辞書を見ただけで単語が読めるようになっちゃうから労力に対して得られるメリットがかなり多いのではないかなと思います。
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