英検5級に小学生が挑戦!問題傾向と対策を過去問を使って完全解説

英検

先日、小学生の息子が英検5級の試験に挑戦しました!

準備期間は約1ヵ月と短かったので勉強法や英検5級の問題の傾向や対策を、英検準1級/TOEIC920点取得の英語講師HIKARU先生にお聞きしました。

HIKARU先生

英検準1級/TOEIC920点でカナダのトロントに1年間の語学留学経験もあります。小学生から社会人まで幅広く英語指導をおこなっています。

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息子(小学校5年生)の英検対策体験談です。

小学生で、これから受験を検討している親御さん、お子さんの参考になれば嬉しいです♪

こんな方に読んで欲しい
  • 英検5級って何点とれば合格するの?
  • どんな内容の試験なの?どんな問題が出るの?
  • みんな、どんな対策をしてるの?
  • おすすめの参考書とかあるの?

英検5級の合格点・合格率

英検5級の合格点

英検の合否判定にはCSEスコアという独自の基準点が用いられています。英検5級では、リーディングとライティングの各425点満点(合計850点満点)のCSEスコアの合計が419点以上(約49%)で合格と定められています。

CSEスコアによる判定のため、単純に全出題数の49%の問題に正答できれば合格できるという訳ではない点には注意が必要です。

HIKARU先生
HIKARU先生

現在は合格点や合格率などは開示されていませんが、英検のホームページで「正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。」

と記載されています。



英検5級の合格率

英検5級の合格率は、2015年を最後に公開されていません。

ちなみに最後に公開された2015年の英検5級合格率は81.4%でした。

英検の難易度は年度によって変わらない設計になっているので、現在も英検5級の合格率は80%程度であると推測できます。

HIKARU先生
HIKARU先生

合格率からも英検5級は、そこまで難易度の高い試験ではないと言えると思います。

英検5級の受験者層

英検5級の主な受験者層は小学校高学年~中学生が多いと思われます。

うちは娘が小4、息子が小5で受験しました。

会場に行きましたが下記のグラフ(2012年のデータ)よりは小学生が多い印象を受けました。

受験者の低年齢化が進んでいるのだと思います。

スタイルペディア様より
ブラウン
ブラウン

僕が行った会場には未就学児と思われる小さい子もいて驚きました💦

※多かったのは僕と同じくらい(小5前後)だと思います。

英検5級の測定技能と検定形式

英検5級は筆記(25分)/リスニング(約20分)で実施されます。

具体的な測定技能と検定形式は英検のホームページに掲載されている下記の表の通りです。

リーディング

リーディングは大問3つから構成されています。

  • リーディングでは「読む」「聞く」で意味が理解できればOK
  • 文法の知識がない小学生でも合格は可能(ただし本格的な英語学習に向けて基礎は理解しておきたいところ)

大問1

大問1は下記のような「短文の語句空所補充」問題です。

(1) We have two (    ) this afternoon, English and math.
1.desks 2.friends 3.classes 4.oranges

※参照元:英検公式サイト

HIKARU先生
HIKARU先生

大問1に関しては下記の動画で詳しく解説しています。

大問1のポイント
  • 英検5級で求められる英単語を覚えているか?
    • 特に動詞は完璧にしておきたいところです
    • 数字や曜日、月、数え方なども完璧にしておきたいところです
    • 疑問詞も使い方を覚える
  • カッコ()を除く文章から、何について書かれているのかを推察する
HIKARU先生
HIKARU先生

動画でも詳しく解説しているから見てみてね!

大問2

大問2は下記のような「会話文の文空所補充」問題です。

Girl : Is this your new computer? It’s nice.
Boy : Yes, (       )
1 I’m hungry. 2 I often use it.
3 you’re at the library. 4 you’re good.

※参照元:英検公式サイト

大問2のポイント
  • 英検5級で求められる英単語を覚えているか?
    • 大問1と同じように英検5級で知っておくべき英単語を覚えているかは重要
    • 「you’re welcome」「let’s~」などの5級の定番表現も覚えておきたい
  • 誰と誰の会話なのかを確認する(上の例だと「Girl」と「Boy」の会話)

大問3

大問1は下記のような「日本文付き短文の語句整序」問題です。

※参照元:英検公式サイト
大問3のポイント
  • 英検5級で求められる英単語を覚えているか?
    • 大問1と同じように英検5級で知っておくべき英単語を覚えているかは重要
    • 「how long」「a lot of」などの5級の定番表現も覚えておきたい
  • 英検5級の大問3で使用されている表現は何度も音読して耳で覚えてしまうことをオススメします。
ブラウン
ブラウン

僕は大問3は、はじめて過去問に取り組んだ時から、合格の目安である6割を上回っていました。逆に大問1と大問2は、なかなか正解率が上がらず苦労しました。

過去問に取り組むことで、自分がどの問題が得意で、どの問題を苦手としているかを把握できます。

リスニング

  • 英検5級の「リスニング」と「リーディング」を比較すると「リスニング」の方が簡単な内容
  • 読む速度は「ゆっくり」
ブラウン
ブラウン

「リーディング」は試験前日まで1度も合格する基準とされている正答率6割に届きませんでしたが、「リスニング」は、はじめて過去問に取り組んだ時から6割を下回ったことはありませんでした。

試験前の数日間は毎回正答率が9割前後だったので自信がありましたが試験本番では、いつも聞いている速度の倍くらいの速度に聞こえました💦(緊張によるものだと思います)

英検5級のリスニング試験は、リーディング試験に比べ、使用される単語が制限されており文章がシンプルなので、リスニング試験の方が難易度が低いと思います。

しっかり得点がとれるように準備をしましょう。

大問1

リスニング試験の大問1は下記のようなイラストを参考にしながら英文と応答を聞き、最も適切な応答を選ぶ「会話の応答文選択」問題です。

※参照元:英検公式サイト

英検5級のリスニング試験は読むスピードもゆっくりで、さらに2回繰り返して読んでくれるので、聞き逃してもチャンスがあります。

大問2

リスニング試験の大問2は会話の内容に関する質問に答える問題です。

1 Today.
2 Tomorrow.
3 Next week.
4 Next month.

※参照元:英検公式サイト

大問3

リスニング試験の大問3では短文を聞いて、イラストの動作や状況を表すものを選ぶ問題です。

※参照元:英検公式サイト

英検5級に合格するための市販教材

英検5級に合格するための市販教材を英検1級/TOEIC満点のKANA先生にご紹介していただきました。

小学生が英検5級に合格するためにおススメの市販教材

単語

英検5級 でる順パス単

文法

英検5級 を ひとつひとつわかりやすく。

KANA先生
KANA先生

文法知識がなくても英検5級に合格することは可能ですが、中学生からはじまる本格的な英語学習をスムーズにするためには小学生でも理解できるテキストで基礎を理解しておくことは重要だと思います。

過去問

英検5級 過去6回全問題集

KANA先生
KANA先生

過去問は英検の公式サイトで直近3回分の過去問が掲載されているので、そちらも直前に取り組みます。

英検5級に1ヵ月合格するための具体的な勉強法は下記の記事で紹介しています。

KANA先生
KANA先生

YouTubeでもご紹介してます!

結果

結果は、来週末に出るようです。

結果が出たら追記します。

まとめ

今回は英検準1級/TOEIC920点の英語講師HIKARU先生に英検5級の問題傾向と対策を過去問を使って完全解説してもらいました。



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