英検2級を取得することで中学/高校/大学受験に有利になったり履歴書に書けたりと選択肢も広がるので、まず目標にして欲しいです。
今回は、独学で英検2級に合格するための勉強法とおすすめの市販テキストを紹介します。
英検2級のレベルは
英検の公式サイトで英検2級は、「準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度と」されています。
社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。入試優遇、単位認定、センター試験対策、さらに海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く適用されます。
英検2級の試験内容
英検2級は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。
一次試験
英検2級の一次試験は、筆記試験とリスニングテストの2部構成となっています。
筆記試験の試験時間は85分で、「リーディング」と「ライティング」の2技能が判定されます。
筆記試験に続いて実施されるリスニングテストの試験時間は約25分です。
測定技能と検定形式は下記の通りです。
二次試験
英検2級の、二次試験は面接形式のスピーキングテストです。
日本人あるいはネイティブスピーカーの面接委員と1対1で約7分話します。
測定技能と検定形式は下記の通りです。
独学で英検2級に合格するための勉強法
独学で英検2級に合格するためにおススメの市販教材
単語
単語は「英検2級 文で覚える単熟語」で暗記します。「英検2級 文で覚える単熟語」は掲載されている英文を使って「文で覚える」タイプの単語集です。「文で覚える」ことによって、語彙力と読解力を同時に身につけられる単熟語集です。
文法
「英検2級 を ひとつひとつわかりやすく。」は英検2級の出題傾向を徹底分析し、合格のために必要なポイントをひとつひとつ丁寧に解説してあります。
過去問
過去問は「英検2級過去問集」で取り組みます。
「英検2級過去問集」には9回分の過去問が掲載されています。英検2級の合格への近道は質の高い過去問演習になります。「解いて解いて解きまくろう!」詳しい解説があるのも嬉しいです。
英検2級に合格するための勉強計画
単語
単語は「英検2級 文で覚える単熟語」を使って下記手順で覚えていきます。
英検2級では、リスニングやリーディング
- 音読
- 文章が読めるかチェック(発音記号をヒントにする)
- 連結と脱落(リンキングとリダクション)を意識する → 意識してから音声を聞く
- 連結と脱落(リンキングとリダクション)を意識できたら、音声を流しながら音声に合わせてテキストを読んでみる=オーバーラッピング(要はカラオケです)
※専用アプリの「英語の友」で音声は聞けます - テキストを閉じて音声を聞きながら真似をする=シャドーイング
- 単語帳部分の単語の意味が理解しているか赤シートを使ってチェックする
- 文章の全体的な意味が理解できているか確認する(理想:精読/チャンクリーディングでもOK)
- 音読筆写
詳しくはYouTubeで説明しています!
文法
文法は「英検2級 を ひとつひとつわかりやすく。」を使います。
やり方はテキストの12~20を下記の手順で学習していきます。
- 説明文を読む
- 例文の日本語を英語で言えるか確認する
- 例文の日本語を英語で書けるか確認する
1周目は上の1~3でOKです。
2周目は右のページの問題を解きます。
- 問題を解いてみる
文法も詳しくはYouTubeで説明しています!
過去問
そして単語と文法が終わったら仕上げとして「英検2級過去問集」に取り組みます。
- 筆記はわからない単語は必ず調べる
- リスニングも「聞き取れない箇所」「意味がわからない箇所」がなくなるまで聞きます
- 過去問は2周しましょう
- 最後に最新の過去問を英検の公式サイトで取り組む
こちらもYouTubeでも紹介しています!
合格ライン
英検の合格基準スコア(英検CSEスコア)は固定されています。
英検2級の合格基準スコア(英検CSEスコア)は1,520点です。
技能ごとに問題数は異なりますが、問題数に関係なく、各技能にスコアを均等に配分しています。
したがって、技能ごとに1問あたりのスコアへの影響は異なります。
ただし、同じ技能の問題であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響は同じです。
スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory*)を用いてスコアを算出しているため、受験者が自分の正答数でスコアを算出することはできません。
なので正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験は、(公式サイトでは2級以下として数値が出ています)各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格しているようです。
ただ、あくまで英検CSEスコア1,520点が合格基準スコアなので6割できたから合格ではない点は注意しましょう。
まとめ
今回は、独学で英検2級に合格するための勉強法をKANA先生に教えてもらいました。
オススメの「市販テキスト」も紹介してもらったので参考にしてみてください!
コメント